
アトピー性皮膚炎における新規バイオマーカーであるSCCA2。
■ アトピー性皮膚炎は潜在的な炎症も治療対象になるため、バイオマーカーの探索はとても重要です。
■ 現在、保険適用され使用されている『血清TARC』もとても重要ですが、年齢が低いほど自然に高くなってしまうという特性もあり、留意しながら使用する必要性があります。
■ SCCA2は、年齢に影響されないアトピー性皮膚炎のバイオマーカーとして注目されており、現在保険適用申請中で、成人に関する報告はすでにご紹介しました。
■ 最近日本において、SCCA2が小児に対して使用できるかをみた報告がなされていますのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
石垣島の保育園児1459人中アトピー性皮膚炎患児96人を同定し、SCCA、TARC、ペリオスチンのアトピー性皮膚炎における診断性能を比較した。
✅ 血清SCCA2はまた、アトピー性皮膚炎の重症度においてTARCとの良好な相関があり、アトピー性皮膚炎の診断性能として、TARC、ペリオスチンと比較しても良好だった。
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