記事一覧
日焼け止めが適切に使用されているかどうか、懸念が呈されている。 ■ 日焼け止めに関してよく相談される時期になりました。 ■ もともと、日焼け止めは適切に使用されていないという報告も少なからずありますが、最近のBJDにもそんな報告がありました。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 紫外線指数の高い島での1...
希釈した塩素をスプレーすると、人体にどんな影響があるか? ■ 様々な場所で、希釈した塩素製剤の噴霧がみられるようになりましたが、塩素の散布は、気管支や目の障害をきたすことが知られています。 ■ たとえば、エボラ出血熱が流行した場面で、希釈塩素をスプレーすることでの健康被害が報告されており、ご紹介します。 この論文で...
マスクをすることによる生理的指標の変動は、どれくらいか? ■ マスクを装着しつつ夏を迎えるという、熱中症のリスクを考えないといけない事態になってきました。 ■ 通気性の良いマスク(?)が開発されているようですが、マスクとしての効果も下がりそうな気もします。 ■ 実際に、マスクは体温を相当に上げてしまうものでしょうか? ...
手指衛生の際のアルコール濃度は70%なければいけないか? ■ エンベローブをもつウイルスである新型コロナウイルス(SARS-Cov2)に対する手指衛生のアルコール濃度の推奨は、厚労省の推奨では70%以上とされてきました。 ■ WHOの手指衛生ガイドラインでは、最善の効果のあるアルコール製剤は75~85%とされているもの...
自家製マスクを、よく見かけるようになりました。 ■ ようやく、マスク不足も徐々に解消されつつあるようです(まだ、やや高価ですが…)。 ■ 一方、さまざまな自家製マスクをみかけるようになりました。 ■ 見た目もなかなか工夫をこらされたものも多く、素晴らしいなあと思っています。 ■ では、自家製マスクは、実際にマスクとして...
手洗いや手指衛生は、呼吸器感染症のリスクを減らしているのでしょうか? ■ 外来で、小さいお子さんに『手をあらおうかー』と一緒に手洗いすると、みんなすごく上手になっていることを感じます。 ■ さまざまな場所で、手洗いを励行されているのでしょう。 ■ では、その手洗い(手指衛生)は、呼吸器感染症のリスクを下げているのでしょ...
手をきれいにするためには、アルコールによる手指衛生と殺菌性石けんでの手洗いの、どちらが効率的でしょうか? ■ なかなか手指衛生用のアルコールが入手しにくい状況ですが、昨日は近隣のドラッグストアで手指衛生用のアルコールを見かけました(高価ですが…)。 ■ すこし、状況が改善されているのかもしれません。 ■ では、アルコー...
アトピー性皮膚炎は、本人だけでなく家族の生活の質を下げる。 ■ アトピー性皮膚炎は、睡眠の質やかゆみにより、本人の生活の質だけでなく、家族の生活の質も下げることが報告されています。 ■ 糖尿病のお子さんとの比較をどこかで読んだことがあったのですが、最近、その元論文を見つけたので、自分の中の知識ストックとして備忘録として...
普段、洗浄をするのにおすすめしているのは、泡状タイプですが… ■ ボディソープに関し、個人的には普段の臨床現場では泡で吐出されるタイプの洗浄剤をすすめています。 ■ 泡状のほうが流しやすく、皮膚にのこりにくいからです。 ■ 一方で、手洗いに関しては、液状石けんで用意されている場合も多く、実際の有効性の差が気になりました...
エアタオルは、菌を拡散させることになるのでしょうか? ■ 最近、公共の場でのいわゆるエアタオル(ジェット乾燥機)が使えなくなっていることが多いようです。 ■ 強力なジェット流が生成される、有名なメーカーの乾燥機は、時間も短く他の温風乾燥機よりも有用といった報告もあります(Journal of applied micro...
アルコールによる手指消毒の実施時間に関する検討。 ■ WHOにおいて、手指アルコール消毒の実施時間は20秒~30秒が推奨されています(石鹸+手洗いよりもアルコール消毒の方が簡便であり、有利な場面が多いとされている)。 ■ そのアルコールによる手指消毒の時間に関するクロスオーバー試験がありましたので、共有します。 こ...
消毒剤と洗浄剤、どちらのほうが皮膚を傷めやすいか? ■ 手指消毒や洗浄が多くなっている昨今、どちらのほうが皮膚を傷害しやすいのでしょうか? ■ それを比較した検討がありましたので、ご紹介します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? ボランティア17人の上腕内側・前腕部に対し、洗浄剤を使用する群、消毒剤を...
小児の便秘症に、画像検査は有用でしょうか? ■ 個人的には、小児の便秘症の診断における画像検査(特にレントゲン検査)は有用性が高くはないと思っています。 ■ ガイドラインでもその点は指摘されていますが、一部ではルーチンに撮影している場合もあるようです。 ■ そこで、最近のシステマティックレビューを確認することにしました...
新型コロナウイルス(COVID-19)と川崎病・そして川崎病ショック症候群。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と川崎病の関連が報道されています。 ■ これまでのCOVID-19と川崎病との関連に関しては、4月に報告された1例報告が最初というのが私の認識です(Jones VG, et al. COVID-...
『パンケーキ症候群』という、調理用小麦粉に含まれたダニに対するアナフィラキシーが報告されています。 ■ 調理用小麦粉、すなわち、お好み焼き粉、たこ焼き粉などに増加したダニにより、アナフィラキシーをきたすことが1993年に初報告されました(J Allergy Clin Immunol 1993; 92:846-9.)。 ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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