食物経口負荷試験の目的が多様化している。
■ いわゆるコロナ禍の準夜救急中です。フェイスシールド標準装備になりました。
■ さて、食物経口負荷試験(実際にたべてみてどうなるかをみる検査)は、食物アレルギーの確定診断に重要な検査です。
■ 以前は、『診断のための検査』がメインだったのですが、最近は、たとえば経口免疫療法の閾値決めなど、目的が多様化しています。
■ 今回は、日本における食物経口負荷試験の多施設共同の症例集積研究をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
日本の多施設において実施された、前向きの食物経口負荷試験の症例集積研究を実施し、計5062症例(年齢中央値3.8歳)に関する結果を分析したところ、
✅ 経口免疫療法に対する閾値を評価するという食物経口負荷試験では、アレルギー反応の重症度がより高かった。
✅ 安全な摂取量の閾値の決定するための食物経口負荷試験では、アドレナリン使用するアレルギー反応の誘発率が最も高かった。
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