ナッツアレルギーは、どれくらい交差しているか? ■ ナッツ類は、それぞれ交差性(たとえばあるナッツ類にアレルギーが有ると、他のナッツ類にもアレルギーがある)があると考えられています。 ■ しかし、これまでの研究は『後ろ向きに集めた症例集積研究』でした。 ■ そこで、このテーマで前向きに3カ国でおこなった研究が発表されま...
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食物負荷試験で食べられることがわかっても、その後、その食物を継続できない場合もあります。 ■ 食物経口負荷試験は、食物アレルギーの確定診断として有用です。 ■ しかし、食物負荷試験で陰性であっても、食べ続けられない場合もあります。 ■ 今回は、成人に対して食物負荷試験をおこない、陰性であった場合にその食物を開始できてい...
スキンケア用品の汚染は問題になることがある。 ■ 手洗いが推奨されるにつれ、手湿疹の相談も増えています。 ■ しかし、保湿剤自身が微生物に汚染される可能性があります。 ■ 実際、医療機関で使われていた皮膚ケア製品から、感染がひろまったという報告もあります(Annals of internal medicine 1996...
ペットに対する対応は、なかなか難しい。特にネコのふけは衣服について拡散する可能性がある。 ■ ペットアレルギーに対する対応は決して簡単ではありません。 ■ 衣服についてネコのふけが拡散することもわかっています。 ■ 共存できるような状況であれば、それはそれで飼い続けてもいいかな…と私は思っていますが、意外な経路で喘息に...
生物学的製剤が、さまざまなアレルギー疾患に応用されようとしている。 ■ 生物学的製剤、たとえばデュピルマブやネモリムマブは、成人の重症アトピー性皮膚炎に光明を投げかけようとしています。 ■ しかし、小児に関してはそれらの研究は乏しく、まだこれからの適応が期待されている、という段階です。 ■ 一方、オマリズマブ(抗IgE...
小児の小麦アレルギーの指標として、小麦特異的IgE抗体価だけでなく、『ω5グリアジン』が広く使われている ■ 食物アレルギーの評価のための血液検査では、『コンポーネント検査』がひろく使われるようになりました。 ■ すなわち、たとえば卵における『オボムコイド(Gal d 1)』や、ピーナッツにおける『Ara h 2』など...
空気清浄機が喘息のコントロールに関係するかは、いまだ十分な結論はでていない。 ■ 空気清浄機の効果に関して聞かれることは多いのですが、現状では十分な研究結果があるとはいえません。 ■ 学会発表レベルの報告は、以前ご紹介しましたが、寝室におけるPM2.5量と呼気一酸化窒素(気道の炎症の程度を反映)が低下したものの、それ以...
乳アレルギーが有る場合の乳糖の取り扱いには注意を要する。 ■ 今回は和文の報告です。 ■ 外来でもよく聞かれる、乳アレルギーの場合の乳糖の取り扱いです。 ■ 本来、乳糖は乳ではありませんが、乳を原材料として使われるため、わずかにアレルゲン性をもち、ふりかけやコンソメなどに含まれる場合があります。 ■ 多くの場合は乳糖は...
『早期離乳食開始』による食物アレルギー予防に関し、卵とピーナッツはかなりはっきりした結果があるが、乳に関してはあきらかとはいえない。 ■ 離乳食早期開始による食物アレルギーの予防に関して、卵とピーナッツはかなりはっきりした結果となってきており、『離乳食を遅らせない』という機運が高まっています。 ■ 一方で、乳に関しては...
エモリエントの定期塗布により、アトピー性皮膚炎を予防できるか? ■ 保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防は、すでに100名強のランダム化比較試験で3割~5割程度減らすことができるのではないかという結果が発表されています。 ■ その結果を補強するために、大規模な介入試験が行われました。 ■ その結果は、意外なものでした...
小麦アレルギーのある子どもが、少量で『増やさずに同じ量で食べ続けると』、どれくらい食べられる量が増えるか? ■ 食物アレルギーの対応方法として、『必要最小限の除去』が標準療法としてすすめられ、経口負荷試験をもとに普及してきています。 ■ さらに一方、『必要最小限の除去』を一歩すすめ、『積極的に食べる量を増やす』経口免疫...
2020年2月11日までの新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 72314例に関する見解が、JAMAに発表された。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する報道が加熱しており、さまざまな見解が行き交っています。 ■ 私は普段、あまりテレビはみない方なのですが、今回はたまに見ることが増えました。 ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
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◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
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