デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏は、角質水分量や皮膚のバリア機能を改善させるかもしれない

アトピー性皮膚炎に対する新規抗炎症薬コレクチム軟膏の知見が増え始めている。

■ デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏は、世界に先行して日本で使用されるようになった外用JAK阻害薬です。

■ そのため、まだまだ臨床的な報告が少ないのですが、日本皮膚免疫アレルギー学会の英文誌に、デルゴシチニブ軟膏の効果に関する臨床研究報告がありましたので共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

軽症・中等症アトピー性皮膚炎の成人患者23人に対する、デルゴシチニブ軟膏の皮膚バリア機能に対する効果を検討したところ、

 ✅ 4週間の治療により、pEASIスコアは試験開始時と比較して61.8% ±54.0 (mean%, SD)と、統計的に有意な改善がみられた(p < 0.001)。

 ✅ TEWLは、デルゴシチニブ治療群で経時的に低下傾向が認められた(試験開始時 9.1g/h/m2、2週間後 7.1g/h/m2、4週間後 6.9g/h/m2)。

 

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