食物アレルギー(病因) 卵・ピーナッツアレルギーのある1歳児は、6歳までに木の実類のアレルギーを発症しやすいかもしれない 子どもでも増えている木の実アレルギー。1歳以降に発症するリスクは? ■ 木の実類アレルギーは、日本でも一般的な食物アレルギーの原因となっており、最近、小麦アレルギーを抜いて3位の頻度となりました。 ■ しかし、木の実類アレルギーの有病率に関するデータは多くはなく、特に乳児期の木の実類に対し感作している児がどのように経過... 2024年3月30日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) ガス調理コンロやガスオーブンは、子どもの喘息の発症リスクになるかもしれない? 受動喫煙、大気汚染だけでなく、ガスコンロの使用は子どもの喘息リスクを高めるかもしれない? ■ 受動喫煙は、子どもの喘息に大きなマイナスになることはよく知られています。 ■ さらに、大気汚染も喘息のリスクになることも知られています。 ■ そして最近、このような空気を悪化させるものとして、調理のための家庭内でのガスコンロの... 2024年3月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) カシューナッツ・ピスタチオ両方にアレルギー血液検査陽性の児のうち、ピスタチオアレルギーはどれくらいの率で起こり得るか? 増えている木の実アレルギー。カシューナッツとピスタチオは特に密接と考えられていますが… ■ 木の実類アレルギーは、それぞれ独立して起こることが多く、それぞれのアレルギーの知識が必要になります。 ■ そのなかで関係性が近しいものとして、、の関係性が挙げられます。 ■ そのなかでもカシューナッツとピスタチオは特に近しく、個... 2024年3月28日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) カシューナッツも、早期に離乳食に導入したほうがアレルギーの発症リスクは低くなる(注意点あり)? 離乳食早期にカシューナッツ? ■ ピーナッツアレルギー、鶏卵アレルギーの発症予防に、これらを早期に離乳食に導入することが有用であることが報告されたあと、各国のガイドラインに導入されることになりました。 ■ しかし、それ以外の食物に関しては、まだ十分なデータがあるとは言えません。 ■ 最近、オーストラリアで行われているH... 2024年3月26日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) アーモンドアレルギーを、負荷試験前に予測できるか? クルミとカシューナッツが、日本のナッツアレルギーで最多ではあるものの、アーモンドの相談も多いです ■ 木の実類(ナッツ類)アレルギーが増加しています。 ■ 現在、日本の食物アレルギーの第3位となっています。 ■ その中でも圧倒的に多いのがクルミとカシューナッツです。 ■ クルミが木の実類の 56.5%、カシューナッツが... 2024年3月24日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 子どものアトピー性皮膚炎は学習障害を起こしやすくなるかもしれない 子供のアトピー性皮膚炎が学力や記憶障害に影響?米国の大規模研究の結果が報告されています。 ■ 小児のアトピー性皮膚は、睡眠や注意力に影響し、学力を落とすことがあるとしられています。 ■ しかし、実際には、どの子供が特にアトピー性皮膚炎の影響を受けやすいかは十分にわかっていませんでした。 ■ 最近、米国における大規模研究... 2024年3月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 免疫抑制薬タクロリムス軟膏とPDE4阻害薬クリサボロール軟膏に、子どものアトピー性皮膚炎に対する効果の差はあるか? アトピー性皮膚炎に対し、さまざまな新規外用薬が登場しているが、その比較はできる? ■ 先日X(旧Twitter)をみていると、なんだか?なポストがありました。 ■ ある薬剤師さん(?)のポストであり、免疫抑制薬タクロリムス(商品名プロトピック)軟膏がストロングクラスの効果で顔と頸部にしか使えない、PDE4阻害薬ジファミ... 2024年3月16日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬バリシチニブ(商品名オルミエント)は、2歳以上の中等症以上のアトピー性皮膚炎に有効である:BREEZE-AD PEDS試験 アトピー治療の急速な進展。小児もその恩恵が広がりつつあります。 ■ アトピー性皮膚炎に対する全身投与する薬剤は急速に進歩し、外用薬と全身治療薬(内服薬・注射薬)の手数が増えました。 ■ そのうち外用薬は、生後3ヶ月・6ヶ月から使用できる新規薬が2種類となり、かなり治療が改善されました。 ■ まだ数がすくないのが全身治療... 2024年3月10日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) デュピルマブの使用中にもかかわらず、ピーナッツでアナフィラキシーを起こした10歳男児例の報告 アトピー性皮膚炎治療における生物学的製剤。食物アレルギー応用も? ■ デュピルマブは、最近、生後6ヶ月の乳児の重症アトピー性皮膚炎に使用可能になった、生物学的製剤です。 ■ 高価でもあり、しかも注射製剤ですので、全員に使用できるというわけではありません。 ■ 一方で、生物学的製剤を食物アレルギーの治療に活用しようとする... 2024年3月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳アレルギーに対する経皮免疫療法Viaskin milkは有効か? 治療の難しい牛乳アレルギー。経皮免疫療法ViaskinのフェーズI/II試験の結果。 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーですが、世界的にも多い食物アレルギーです。 ■ 多くは自然寛解するとされていますが、年齢が高くなるまで持ち越すことも少なくなく、アナフィラキシーの大きな原因食物とされています。 さらに、... 2024年3月4日 pedallergy2016