ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)が注目されてきています。
■ ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)は、アトピー性皮膚炎に対する、新規のステロイドでない外用薬です。
■ 米国においては2歳以上に承認されるに至っています(日本ではまだ使用できません)。
■ 今回、生後3ヶ月から2歳未満での検討結果が報告されていましたのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
3か月から24か月未満の軽症~中等症のアトピー性皮膚炎の乳児137人(平均月齢13.6ヵ月)に対し、29日目までのCrisaborole軟膏の有効性と安全性を評価したところ、
✅ 29日目に2段階以上の改善したInvestigator's Static Global Assessment (ISGA)が軽快/ほぼ軽快と評価されたのは30.2%だった。
✅ 22人(16.1%)が治療関連の有害事象と考えられ、最も頻繁に報告されたのは使用した部位の疼痛(3.6%)、使用した部位の不快感(2.9%)、紅斑(2.9%)だった。
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