塩素浴はアトピー性皮膚炎の治療に効果的、、なのか? 第1回(全3回)

2017年8月26日

 

 

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今回、少し古い論文を提示するのは、その後興味深い展開を見せているからです。

3回シリーズの1回目です。

 

P: 生後6か月から17歳の中等症から重症アトピー性皮膚炎患者31名
E: 経口セファキシレン(14日間)+鼻腔内ムピロシン軟膏(1か月に5日間連続)と希釈次亜塩素剤ナトリウムによる入浴(週2回) 3か月間 15例
C: 鼻腔内ワセリンと淡水浴3か月間 16例
O: 3か月後のEASI(Eczema Area and Severity Index)スコア

* セファキシレン(商品名;セファレックスなど)=抗生剤
** ムピロシン(商品名:バクトロバン)=抗生剤

 

結果

 

■ 鼻腔内ムピロシン軟膏と希釈次亜塩素剤ナトリウムによる入浴群は、1か月と3か月時の湿疹領域とEASIスコアが有意に減少した(治療群15.3、プラセボ群3.2の低下 [p=0.004)])。

■ 治療群はプラセボ群(P = .02)の2.5ポイントの削減と比較して、ベースラインからEASIスコア10.4ポイントの減少)。

■ 頭頚部(入浴できない部位)のEASIスコアは低下しなかったが、その他の部位は低下した。

■ 耐性黄色ブドウ球菌の感染または定着は増加しなかった。

 

コメント

 

 例数は少ないですが、次亜塩素酸ナトリウム(Bleach)入浴で中等症以上のアトピー性皮膚炎を改善させるとした論文です

■ Google scalarで確認してみると、被引用数は極めて多くなっている(2016/4/10時点で243)し、実際、総論で引用されているのを見かけることがある論文です。

■ しかし、その後の報告を調べてみると、興味深い展開をみせていました。

■ ということで、続きは、”塩素浴はアトピー性皮膚炎の治療に効果的、、なのか?”は、 第2回、第3回へ続きます。

* 2017/1/22、2017/3/6 フォーマットを修正しました。