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Haylett AK, et al. Sunscreen photopatch testing: a series of 157 children. The British journal of dermatology 2014; 171(2): 370-5.

小児における日焼け止めに対する過敏性の頻度を調べた報告は少ない。

あかちゃん
なあなあ、ほむほむ。
子どもでも日焼け止めって使っていいんか?

ほむほむ
そうだね。
一般的には日焼け止めは光老化の観点からも使った方がよいとされているね。

うさみん
でもさ、日焼け止めってかぶれたりしない?

ほむほむ
たしかに、日焼け止めは紫外線散乱剤と吸収剤の組み合わせで出来ていて、特に吸収剤はさまざまな化学物質で構成されるから、かぶれやすいと考えられている。
でも、小児のデータは決して多くはなかったんだ。
最近のBJDに、157人の小児に対して光パッチテストを行った報告があるから紹介しようか。

 

紫外線フィルターと日焼け止め製品に対する光過敏試験(光パッチテスト)を受けた小児157人のデータを解析した。

背景

■ 小児の日焼け止めを含む光防護は、健康キャンペーンにより奨励されている。

■ 日焼け止めの化学物質は成人の光アレルギー(photoallergic; PA)接触反応における一般的な原因であるが、小児では限られたデータしか利用できない。

 

目標

■ 18歳未満の児におけるPAや接触アレルギー(contact allergy; CA)の頻度を評価し、被疑薬の感受性を調査した。

 

方法

■ 2000~2011年に、光アレルギー調査施設において9種類の紫外線(ultraviolet ; UV)フィルターのスタンダードシリーズと日焼け止め製品に対する光パッチテストを受けた小児の後ろ向きデータ分析を実施した。

■ 一連のUVフィルターと子どもの日焼け止め製品を背部にパッチし、1シリーズの5 J cm-2 UVA曝露後、サンプル除去時、24、48時間後に読み取った。

 

結果

■ 分析には157人(3〜17歳、男児69人、女児88人)が含まれた。

計10人(6.4%)が、UVフィルターおよび/または日焼け止め製品(UVフィルター 4.5%、日焼け止め製品 5.7%)に対して光パッチテスト陽性反応を示した。

■ 最もよく確認された、原因となるUVフィルターは、benzophenone‐3 と octyl methoxycinnamateであった。

■ さらに、接触アレルギー(CA)の陽性反応は、9人(5.7%)で観察された。

■ UVフィルターおよび/または日焼け止め製品に対し、光パッチテスト(PA)および/または接触アレルギー(CA)を示したのは16人(10.2%)だった。

 

結論

■ これは小児で報告された光パッチ試験の中で最大の症例集積研究であり、光パッチテストをうけた児において、日焼け止めに対するPAやCAの両方に対しかなり頻繁にみられることを示している。

■ 光パッチテストは、光過敏性の特徴を示す小児において考慮されるべきである。

 

結局、何がわかった?

 ✅157人の小児(3~17歳)に対し、光パッチテストを行うと、10人(6.4%)が光パッチテスト陽性、9人(5.7%)が接触アレルギーを起こし、多いものはbenzophenone‐3 と octyl methoxycinnamateだった。

 

 

小児でも、日焼け止めに対する光過敏試験で陽性になることがあるようだ。

■ 私は光パッチテスト(光過敏試験)を実施したことはありませんが、一部の皮膚科外来では行われています。

■ 小児でも光パッチテスト陽性であるのはめずらしくはないようですが、その多くは吸収剤である化学薬品で起こることが予想されることになるます。

■ この分野に関して、わたしはそれほど詳しくありませんが、個人的には「ノンケミカル」を勧めることにしています。そして、「かぶれるかな」と思われた場合は製品を適宜変更したほうが良さそうですね。

 

今日のまとめ!

 ✅小児でも、日焼け止めに対する光過敏試験陽性になることがあり、多いのはbenzophenone‐3 と octyl methoxycinnamateだった。

 

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