ポリエチレングリコール(PEG)に対するアレルギーの10例

急に注目を浴びているポリエチレングリコールに対するアレルギー。どのような特徴がある?

■ 新型コロナ(SARS-Cov2)に対するワクチンに、まれにアナフィラキシーがあり、その原因としてポリエチレングリコール(Polyethylene glycols; PEG)が候補として挙げられています。

■ PEGといえば、小児で最近使われるようになったモビコールもその成分です(正確には、分子量が異なるので同一といえない)。

■ モビコールだけでなく、PEGは、さまざまな医薬品の『賦形剤』、化粧品の増粘剤として使われています。

■ もともと、PEGはアレルゲン性がかなり低いと考えられる成分です。

■ しかし、その特徴を掴んでおく必要はあるでしょう。

■ 最近発表された、10例の報告を共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

ポリエチレングリコール(PEG)に対するアレルギーと診断された10人に対し、アンケート調査を行ったところ、

 ✅ 年齢中央値は35歳(範囲18~64歳)、アナフィラキシーは主に抗生物質/鎮痛剤の錠剤、デポステロイド、制酸剤、下剤によって起こっていた。  

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