乳アレルギーが有る場合の乳糖の取り扱いには注意を要する。
■ 今回は和文の報告です。
■ 外来でもよく聞かれる、乳アレルギーの場合の乳糖の取り扱いです。
■ 本来、乳糖は乳ではありませんが、乳を原材料として使われるため、わずかにアレルゲン性をもち、ふりかけやコンソメなどに含まれる場合があります。
■ 多くの場合は乳糖は摂取可能ではあるのですが、医薬品の乳糖と食品の乳糖で蛋白量がかわったりするため、すこし知識が必要になってきます。
■ そこで今回は、小児アレルギー学会雑誌から、乳糖負荷試験の結果をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
即時型乳アレルギーの児42人に対する、食品用乳糖の食物経口負荷試験の結果を後方視的に検討したところ、
✅ 乳糖3gに対する食物負荷試験陽性は2例(5%)であり,それぞれ嘔吐や局所の蕁麻疹を認めるのみだった。
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