生後3日間の粉ミルクの追加は、その後の牛乳アレルギーの発症リスクを上げる?
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『早期離乳食開始』による食物アレルギー予防に関し、卵とピーナッツはかなりはっきりした結果があるが、乳に関してはあきらかとはいえない。

■ 離乳食早期開始による食物アレルギーの予防に関して、卵とピーナッツはかなりはっきりした結果となってきており、『離乳食を遅らせない』という機運が高まっています。

■ 一方で、乳に関してはその方向性はまだ定まっておらず、観察研究により『生後14日~1ヶ月以内に開始したほうがよさそうだ』という結果が得られていました

■ しかし最近、生後3日間に粉ミルクを飲んでいると、むしろ乳アレルギーが増えるのではないかという報告が発表され、話題となっています。

 

管理人注
この研究結果をもって、『生後すぐにミルクを摂取したからミルクアレルギーになったと考えるのは早計』と私は考えています。
上記のように矛盾した結果もすでに報告されており、そのままミルクを飲んでいるとミルクアレルギーが少ないという印象は強くあるからです。
ただ一方で、ミルクアレルギーの発症リスクを考える上で、貴重な報告でもあり、おそらく今後、追試が行われてくるだろうと私は考えています。
後半に、すこし整理した考察(私見です)を述べましたのでご参考まで。

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

乳児312人を、母乳栄養に加えた生後3日間のアミノ酸乳(アレルゲン性のないミルク)の負荷群と粉ミルク負荷群にランダム化し、2歳時点の乳への感作リスクを評価したところ、

 ✅ 乳への感作は、母乳±アミノ酸乳群の24名(16.8%)で生じ、母乳+粉ミルク群の46名の乳児(32.2%)より有意に少なかった(相対リスク[relative risk [RR] 0.52; 95%CI 0.34-0.81)。

 

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