
ナッツアレルギーは、どれくらい交差しているか?
■ ナッツ類は、それぞれ交差性(たとえばあるナッツ類にアレルギーが有ると、他のナッツ類にもアレルギーがある)があると考えられています。
■ しかし、これまでの研究は『後ろ向きに集めた症例集積研究』でした。
■ そこで、このテーマで前向きに3カ国でおこなった研究が発表されましたのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
少なくとも1種類のナッツまたはゴマアレルギーが確認された0歳から16歳の小児に対し、負荷試験を実施して交差抗原性を検討したところ、
✅ ピーナッツ、ナッツ類、ゴマアレルギーの併存率は60.7%(122人中74人; 95% CI 51.4%~69.4%)だった。
✅ [カシューナッツとピスタチオ]、[クルミとペカンナッツ]、[クルミ・ペカンナッツ・ヘーゼルナッツ・マカダミア]間に、強い相関関係があった。
✅ しかし、最終的に参加者は中央値9種類のナッツを導入することができた。
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