小児の鼻症状に関し、その経過や特徴からアレルギー性かどうかを鑑別できるか?
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小児の鼻炎症状は多いものだが、その鑑別には苦慮する場合も多い。

■ 小児のアレルギー性鼻炎は増加の一途です。

■ 一方で、風邪に伴う鼻炎症状も少なからずあります。

■ しかし、アレルギー性鼻炎には抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬の有効性はあるものの、非アレルギー性鼻炎には有効性は証明されていません。

■ ではどのような症状が、そのふたつを鑑別しやすくするのでしょうか?

■ 最近の横断研究の結果を共有します。

 

管理人注 2020/9/23修正
※ひまみみ先生(前田陽平先生)にご指摘を受けましたが、この論文の『非アレルギー性鼻炎』の病期が長いことをみると、一般的な風邪を想定しているよりも、血管運動性鼻炎などの病態を指しているようです
当初は風邪に伴うような鼻炎を想定していましたが、修正いたします。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

慢性鼻炎の小児302名(14歳以下)を対象とし、どのような臨床症状がアレルギー性鼻炎(Allergic rhinitis; AR)と非アレルギー性鼻炎(nonallergic rhinitis; NAR)を鑑別するかを検討したところ、

 ✅ NAR患者の発症年齢の中央値はAR患者よりも低く(p=0.04)、AR患者の罹患期間はNAR患者よりも長かった(p<0.01)。

 ✅ 鼻のかゆみ(調整オッズ比[OR] 2.73)、くしゃみ(調整OR 2.96)、眼症状(調整OR 1.49)の存在はARを強く示唆したが、いびきはNARの危険因子だった(調整後OR 3.11)

 

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