外用カルシニューリン阻害剤(ピメクロリムスまたはタクロリムス)は、発がんリスクを増加させない

カルシニューリン阻害外用薬と発がんリスクの関連。

■ カルシニューリン阻害剤とは、免疫抑制薬のひとつです。

■ 日本では『タクロリムス(プロトピック)軟膏』が広く使われており、”以前は”、悪性腫瘍のリスクをお話することになっていました。

■ しかし、その後の検討で、発がんリスクは上がらないことが示され、現在はそのお話は不要となりました。

■ その流れでの検討ですが、最近、カルシニューリン阻害外用薬の発がんリスクを検討したシステマティックレビューが報告されていましたので共有します。

■ なお、海外で使用されているピメクロリムス軟膏も同時に検討に含まれています。

 

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

カルシニューリン阻害外用薬を使用した平均11ヶ月(範囲0-7-120)フォローアップされたアトピー性皮膚炎患者300-400万人の患者を含む110研究を特定し、発がんリスクを検討したところ、

 ✅カルシニューリン阻害剤外用薬投与によるあらゆるがんの絶対リスクは、対照群と差がなかった(絶対リスクは、カルシニューリン阻害剤外用薬投与で1000人あたり4.70人、非投与で1000人あたり4.56人、オッズ比1.03[95%信頼区間0.94-1.11]、中程度の確実性)。

 ✅幼児、小児、成人において、結果は同様だった。

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