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Schreiber S, et al. Nasal irrigation with saline solution significantly improves oxygen saturation in infants with bronchiolitis. Acta Paediatr 2016; 105:292-6.

生理食塩水 vs 高張食塩水

■ 細気管支炎に関しては、これといった治療がなく、経験的に行われている治療が多いです。

■ 高張食塩水吸入なども試みられていますが、高張食塩水で鼻洗浄したらどうかというスタディです。

P: 1歳までの細気管支炎で入院した乳児133例
E: 1mlの0.9%生理食塩水で鼻洗浄群44例
C: 1mlの3%高張食塩水で鼻洗浄群44例 、標準治療のみ群42例
O: 0、5、15、20、50分後の酸素飽和度の改善度、WARMスコア(SpO2、喘鳴、空気交換、呼吸数、補助筋使用)

 

結果

■ 6時間以内に、鼻洗浄または吸引、酸素、high flow鼻腔カニューレ、ネブライザー薬、高張液よるネブライザー吸入、解熱剤による治療を受けた乳児は除外された。 治療開始後SpO2が90%に達しなかった児はhighflowカニューレで治療開始された。

■ 5分後時点で、生理食塩水での洗浄グループで有意にSpO2が高値だった(SpO2 95%)(高張食塩水94%、標準治療93%)。

■ 50分後時点では、高張食塩水グループが有意に改善していたが、それまでは生理食塩水群は標準治療より有意に改善していた。

■ WARMスコアに有意差はなかった。

 

コメント

高張食塩水より生理食塩水による鼻洗浄のほうが酸素飽和度の回復が早いという結果。

■ 生理食塩水で細気管支炎の治療ができるならば、低コストでいいのではないでしょうか(微々たるもの、という見方もできますが、、、)。

■ 一方で、最初に記載したように高張食塩水吸入なども試みられています(Zhang L, et al.,Nebulized Hypertonic Saline for Acute Bronchiolitis: A Systematic Review. Pediatrics 2015; 136:687-701.)

 

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