米国でも起こったペニシリン不足。小児の中耳炎への対応に変化はあったのか?

抗菌薬が不足している。

■ 抗菌薬の不足が顕著になってきています。

■ では、これは日本だけの現象なのでしょうか?
■ 最近、米国小児科学会誌に、米国の状況が論文として公開されています。

Brewster RC, Khazanchi R, Butler A, O’Meara D, Bagchi D, Michelson KA. The 2022 to 2023 Amoxicillin Shortage and Acute Otitis Media Treatment. Pediatrics 2023.

2022年5月15日から2023年4月14日に急性中耳炎と診断された18歳未満の小児を対象に、米国の都市部の小児病院と提携する地域医療センターでの受診を分析した。

Letter(短報)のため、まとめのみ記載します。

✅ アモキシシリンを処方される確率は、FDAの欠品宣言後に91%減少した。
✅ 一方、アモキシシリン-クラブラン酸塩やセフジニルを処方される確率は、それぞれ7倍と9倍に増加した。

 

 

※ 論文の背景とその解説・管理人の感想は、noteメンバーシップでまとめました。

 

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