溶連菌の保菌状態に、どのように対応するか?
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A群溶連菌の保菌状態に、どのように対応する?

■ 溶連菌の保菌状態に対する対応は、意見がわかれるところです。

■ 除菌をするという考え方もありますし、あえてしなくても良いのではという方向性もあります。

■ そこで、A群溶連菌の保菌に対する報告をさがしているうちに、今回のレビューにたどり着きました。

 

■ いつもは抄録に本文の情報を付け加えるという体裁にしていますが、この総論は抄録が簡素です。

■ ですので今回はちょっと趣向をかえて、知りたかった『保菌状態の対応』の項のみ全訳してご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

A群溶連菌の保菌状態の扱いに関して、過去・最近の文献で考察したところ、

 ✅ A群溶連菌の保菌状態に対し、アジスロマイシン・クリンダマイシン・ベンザチンペニシリン・アモキシシリンクラブラン酸・マクロライドなどが用いられ、一定の効果が報告されている(10年以上前の報告であり、現在同様の効果は期待できないかもしれない)。

 ✅ しかし溶連菌の保菌状態の根絶には効果があるものの、患者にとっての治療の有益性については疑問が残る。

 ✅  非化膿性後遺症のリスクがなく、他の患者への感染のリスクが低い場合、保菌者を治療しても得るものはほとんどないように思われる。

 ✅ 専門家からは、以下の基準が示されている。

(1)急性リウマチ熱、侵襲性溶連菌感染症、溶連菌感染後糸球体腎炎の地域的なアウトブレイク

(2)閉鎖または半閉鎖集団における溶連菌咽頭炎の発生

(3)急性リウマチ熱の家族歴または個人歴

(4)適切な治療にもかかわらず、家族内で何週間にもわたって溶連菌咽頭炎による複数のエピソードが発生している場合

(5)溶連菌保菌のためだけに扁桃摘出術が検討されている場合 。

 

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