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アトピー性皮膚炎の症状を客観的に評価するためには、一定の基準が必要です。その検討。

■ アトピー性皮膚炎の研究において、評価基準はとても重要です。当然ながら、評価基準に妥当性がなければ研究そのものがなりたたないからです。

■ 最近のJACIの報告では、The Harmonising Outcome Measures for Eczema(HOME)から、objective SCORADとEASIがその基準として推奨されていましたが、今後の研究計画のためにも新しい結果を確認しようと考えていた所、このような研究がありました。

 

PECO
P: アトピー性湿疹(AE≒アトピー性皮膚炎)に対する、特に”症状”を評価するための18の評価基準 
E: -
C: -
O: アトピー性皮膚炎評価方法として、どの基準が適切か

 

Gerbens LA, et al. Evaluation of the measurement properties of symptom measurement instruments for atopic eczema: a systematic review. Allergy. 2017; 72:146-63.

結果

このシステマティックレビューの目的は、

 ① AE症状に対する方法の測定特性をシステマティックに評価する。

 ② あらかじめ定義された基準に従って評価基準を分類する

 の二つだった。

さらに3つのカテゴリーに分類された。

 カテゴリーA: 症状評価基準はすべての要求を満たし、使用に推奨される

 カテゴリーB: 症状評価基準は2つ以上の必要な項目を満たすが、他の必要な項目の成績は不明であるため更に研究を要する。今後推奨される可能性がある。

 カテゴリーC: 症状評価基準が少なくとも1つの必要な項目を満たすが、使用が推奨されない。

 カテゴリーD: 症状評価基準に関し、妥当性が確認されていない。

結果として、ISS(小児版)、POEM、PO-SCORAD、SA-EASI、adapted SA-EASIが、最適な評価方法であると考えられた。

 

ISS(小児版)、POEM、PO-SCORAD、SA-EASI、adapted SA-EASIが研究に勧められていた。

ISS(小児版)、POEM、PO-SCORAD、SA-EASI、adapted SA-EASIが研究に勧められるとまとめられます。

アトピー性皮膚炎の評価基準は標準化が十分でないため、研究が困難な面があるとされています。

The international Harmonising Outcome Measures for Eczema (HOME)は、先行研究で臨床徴候・症状・健康関連のQOL・長期コントロールを主な評価基準に定めました。

もし、患者さん自身につけていただくPOEMやPO-SCORADが研究に用いて問題なければ、研究が少し楽になるのですが、、

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