SCCA2は、新しいアトピー性皮膚炎の重症度の指標として注目されてきています。
■ SCCA2は、もともとは扁平上皮癌のマーカーとして報告されましたが、最近になってアトピー性皮膚炎や乾癬の指標として注目されるようになってきました。
■ 今回は、日本からの報告で、SCCA2がアトピー性皮膚炎の指標として有用かを検討した報告をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
成人アトピー性皮膚炎240人と健常対照者25人の血清SCCA2濃度を調査し、有用性を検討したところ、
✅ SCCA2は、アトピー性皮膚炎患者の上皮基底ケラチノサイト上で強く発現しており、疾患重症度、TARC値、LDH値、好酸球数、IgE値と正の相関を示した。
✅ SCCA2は治療に従い低下した。
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