どれくらいの温度や時間を加えると、殺ダニできる?

どれくらいの温度を、どれくらいの時間加えると、ダニは死滅するのか?

■ ダニを減らすという環境整備は、なかなか難しいものです。

■ 天日干しがカーペットにいるダニを殺ダニできるという報告はあります( Journal of allergy and clinical immunology 1994; 93:1072-4.)が、カーペットが分厚くなると難しいようです(温度が十分上がらない)。

■ 60℃以上になる温水洗浄や乾燥機は有効ですが、毎回行うことも難しいでしょう。

■ では実際に、どれくらいの温度や時間で加えれば殺ダニできるのでしょうか?

■ 思ったより、このテーマの報告は少ないのですが、そのうちの一つをご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

コナヒョウヒダニの卵に関し、様々な湿度、様々な時間、様々な温度に曝露し孵化するかどうかを調査したところ、

 ✅ 温度が40℃では、乾燥しても湿度があっても約80%の卵が生存していた。

 ✅ 温度が50℃の直射日光もしくは乾燥した熱により、熱によりそれぞれ3時間もしくは5時間でダニの卵の孵化が阻害された。

 ✅ 温度が60℃以上であれば、乾燥していても湿度があっても、ほぼ瞬間的にダニの卵の孵化が阻害された。

 

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