
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26810481
P: 2015年10月15日までのPubMed/MEDLINE、EMBASE、Cochrane Central Register of Controlled Trials、CAB s Archive searchable databaseから検索したランダム化試験 8試験
E: シンバイオティクス投与
C: 投与なし
O: SCORADとADの相対リスク
結果
6本の治療研究( 0ヵ月-14歳; 計369名)と2本の予防研究(6ヶ月までの1本と3日未満の新生児1本;計1320名)が登録された。
1) 治療研究: 8週間の治療でSCORADの変化は -6.56 (95% CI, -11.43 -1.68; P = .008)と有意に低下した。 サブグループ解析で、混合した菌を使用したほうが有意(加重平均差、-7.32; 95%CI、-13.98~-0.66; P = .03)であり、さらに1歳以上の小児の方が有意だった(加重平均差、-7.37; 95%CI-14.66~-0.07; P = .048)。
2) 予防研究: プラセボに比べ、AD相対危険度は、0.44(95%CI、0.11~1.83; P = .26)だった。
コメント
プロバイオティクスとプレバイオティクスを同時に投与するのがシンバイオティクス。
シンバイオティクスに対するメタアナリシスは最初であるそうだ。治療効果がここまであがるなら標準治療に入ってきても良いのではないか?とも思うが、いまだに標準治療にはいってこないのは、どの菌株を使うのかや民族間でのvalidationが固定できないことにあるだろう。