妊娠中・授乳中の食物除去はアトピー性皮膚炎を予防しない

2017年5月29日

Kramer MS, et al. Maternal dietary antigen avoidance during pregnancy or lactation, or both, for preventing or treating atopic disease in the child. Evid Based Child Health 2014; 9:447-83.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25404609


P: 2012年7月6日までにCochrane Pregnancy and Childbirth Group’s Trials(CENTRAL,Embase,MEDLINEなど)から、
①妊娠中 5本(952名)
②授乳中 2本(523名)
③発症したアトピー性皮膚炎(AD)児に対する授乳 1本(17名)
を抽出。
E:  ①妊娠中の食物抗原回避
②授乳中の食物抗原回避
③発症したAD児に対する食物抗原回避
C: それぞれ回避せず
O: それぞれのアトピー性皮膚炎のRisk Ratio(RR)


【結果】
① 妊娠中の母の抗原回避; 生後12-18ヶ月
までのアトピー性皮膚炎発症予防に効果なし(RR 1.01 [0.57-1.79])
② 授乳中の母の抗原回避; 生後18ヶ月までのアトピー性皮膚炎発症予防に効果なし(RR 0.73 [0.32-1.64])
③ アトピー性皮膚炎を発症している児に対する母の抗原回避; 有意でないながら低下


【コメント】
発症するまでは母に対し抗原回避を指導する理由はないが、発症してからは「考慮する場合がある」でまとめて良いのでは。

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