2歳までの食物感作は、4歳以降の喘息やアトピー性皮膚炎のリスクを上昇させる:メタアナリシス

2017年6月4日

Alduraywish SA, et al. The march from early life food sensitization to allergic disease: a systematic review and meta-analyses of birth cohort studies. 2016; 71:77-89.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26466117


P: 1950から2014年のMedline、Scopusデータベースから13本の出生コホートを抽出
E: 2歳までの食物感作(5本ではSPT、7本では特異的IgE、1本ではSPT・IgE両方で評価)
C: –
O: 4歳から8歳までの喘鳴/喘息・Eczema(=湿疹≒アトピー性皮膚炎)・アレルギー性鼻炎(AR)と関連するか


結果

食物感作項目が報告によって様々だが、乳・卵白は全ての報告で含まれた。
2歳までの食物感作は、4歳から8歳の喘鳴/喘息、Eczema、ARのリスクを上昇させた(順にpooled OR 2.9 [95% 信頼区間 2.0-4.0], 2.7 [95% 信頼区間 1.7-4.4], 3.1 [95% 信頼区間 1.9-4.9])。

コメント

バリア機能異常⇒感作の経皮感作に注目が集まっているからこそ、感作⇒アレルギー疾患発症の論文もフォローするべきと思って読んだ論文。ハイリスク群コホートで、生後12ヶ月の食物感作が6歳時のEczemaに影響しないという論文もある(J Investig Allergol Clin Immunol 2009;19:180–187.;本論文でも言及されている)。

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