早産児に対するおしゃぶり使用は心拍や血圧コントロールを改善させる

2017年5月29日

Horne RS, et al., Dummy/pacifier use in preterm infants increases blood pressure and improves heart rate control. Pediatr Res 2016; 79:325-32.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26488553


たまにはアレルギー以外を。
ちょっと変わった研究だったので、UPしてみます。


P: 在胎26-36週出生の早産児35名(男児21名、女児14名、平均週数31.2±0.4、平均出生体重1,697±92g)
E: おしゃぶり使用 ( n = 19 at 2–4 週; n = 22 at 2-3ヶ月; n = 19 at 5–6 ヶ月)
C: おしゃぶり非使用(n = 12 at 2–4 週; n = 6 at 2–3 ヶ月; n = 9 at 5–6 ヶ月).
O: 2-4週、2-3ヵ月と5-6ヵ月における血圧、心拍コントロールに差があるか

結果

心臓コントロール機能はスペクトル指数(ゆらぎの評価方法の一つらしい、、、)により、低周波(LF)と高周波(HF)を心拍変動性から評価され、交感神経迷走神経のバランスを示唆するHF/LF比が算出された。
生後2-3ヶ月時において、平均動脈圧はquiet sleep (いわゆるノンレム睡眠)において(70±2対60±2mmHg; P < 0.05)、active sleep(いわゆるレム睡眠)において(74±3対69±2mmHg; P < 0.05)と、おしゃぶり使用者で有意に高かった。

コメント

早産児に対して、2-3ヶ月くらいまではおしゃぶりを使用したほうが心機能を安定化させて、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを下げるということのようです。面白いテーマですね。
新生児室におしゃぶりが普及するのかな、、、

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