口呼吸は喘息罹患率と関連する

2017年5月29日

Yumi I, et al. Mouth Breathing, another Risk Factor for Asthma: the Nagahama Study. Allergy 2016 (in press).

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26991116


“one airway, one disease”に関連した本邦からの報告です。


P: 滋賀県長浜市在住の9804名
E: 口呼吸(or/and アレルギー性鼻炎)がある
C: –
O: 口呼吸は喘息の罹患率と関連するか

結果

アンケート調査で口呼吸は17%で申告され、喘息罹患率と関連した。
喘息罹患率のオッズ比は口呼吸単独で1.85(95%信頼区間 1.27-2.62)、アレルギー性鼻炎で2.20(95%信頼区間 1.72-2.80)だった。
口呼吸とアレルギー性鼻炎が並存した場合は、オッズ比が4.09(95%信頼区間 3.01-5.52)まで増加した。
さらに非喘息患者の口呼吸は、チリダニ類感作、より高い好酸球数、より低い肺機能のリスクだった。

コメント

口呼吸に関して喘息のリスクとなるというコホート研究。
少なくとも、喘息を診療する医師としては、アレルギー性鼻炎や鼻閉に対して対応を怠らないようにしたいと思っている。
耳鏡で鼻腔をのぞくのは日常診療でのほとんどルーチンで、筆者は科で一番耳鏡のチップを消費しているらしい(もちろん耳鼻科の先生方以外)。

評価:
倉原 優
日本医事新報社

¥ 5,184

(2016-04-13)
コメント:倉原先生は、大量に本を出されていてすごいです。

スポンサーリンク