ビタミンDとアトピー性皮膚炎治療: メタアナリシス

ビタミンDとアトピー性皮膚炎。

■ 最近、アレルギー予防や治療に関してビタミンDの研究が増えている印象があったので、メタアナリシスを探して見つけた論文。

 

PECO
P: Ovid-MEDLINE、EMBASE、Web of Science、Cochrane Library、そして韓国語と中国語のデータベースのうち“vitamin D”、“atopic dermatitis”、“randomized”、“controlled trial”、“clinical trial”の検索用語を用い、選択基準を満たした9本
E: ビタミンD投与あり
C: プラセボ投与
O: ビタミンDはアトピー性皮膚炎の重症度を低下させるか

 

結果

■ 4件のランダム化比較試験が、メタアナリシスに含まれた。

ビタミンDによる介入は、AD重症度を有意に低下させた(平均差=-5.81、95%CI:-9.03~-2.59、P = 0.0004、I2 = 50%)

 

ビタミンDとアトピー性皮膚炎に関しては、まだこれから研究がすすんでいくでしょう。

■ アトピー性皮膚炎とビタミンDに関する、はじめてのメタアナリシスだそう。

■ 効果があったといえるが、結論では「さらに長い治療期間と大規模な研究が必要である」とまとめられていました。

■ この論文後、いくつかの「予防」研究に関して確認しましたので、追加しておきます。

 

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