ビタミンDとアトピー性皮膚炎治療: メタアナリシス

2017年5月29日

Kim G, Bae JH. Vitamin D and atopic dermatitis: A systematic review and meta-analysis. Nutrition 2016. (in press)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27061361


最近、アレルギー予防や治療に関してビタミンDの研究が増えている印象があったので、メタアナリシスを探して見つけた論文。
Abstractしか手に入らなかったので詳細は不明。


P: Ovid-MEDLINE、EMBASE、Web of Science、Cochrane Library、そして韓国語と中国語のデータベースのうち“vitamin D”、“atopic dermatitis”、“randomized”、“controlled trial”、“clinical trial”の検索用語を用い、選択基準を満たした9本
E: ビタミンD投与あり
C: プラセボ投与
O: ビタミンDはアトピー性皮膚炎の重症度を低下させるか

結果


4件のランダム化比較試験が、メタアナリシスに含まれた。
ビタミンDによる介入は、AD重症度を有意に低下させた(平均差=-5.81、95%CI:-9.03~-2.59、P = 0.0004、I2 = 50%)。

コメント


アトピー性皮膚炎とビタミンDに関する、はじめてのメタアナリシスだそう。
ビタミンDによるアトピー性皮膚炎”予防”のメタアナリシスは今のところなさそうだ。
効果があったといえるが、結論では「さらに長い治療期間と大規模な研究が必要である」とまとめられている。
この論文を読んだ後、BJDに反対と言える結果がin pressに出ているのを見つけたので、明日UPします。