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Venkataraman D, et al. Filaggrin loss-of-function mutations are associated with food allergy in childhood and adolescence. J Allergy Clin Immunol 2014; 134:876-82 e4.

フィラグリン遺伝子異常とアレルギー発症の関連。

■ フィラグリンは角質層の形成に関与し、さらに天然保湿因子の生成にも関与します。アトピー性皮膚炎発症に対し、最も有力な遺伝子候補のひとつとされています。

■ ワイト島コホートは、たくさんの知見をもたらしている、有名なコホート研究です。

 

P: 1989年から開始されたワイト島出生コホート (IOW)に参加した 1536名中1456名を追跡・評価。18歳でも1313名が追跡された(追跡率90.2%)。
E: フィラグリン遺伝子変異(Filaggrin loss-of-function; FLG-LOF)あり
C: FLG-LOFなし
O: 食物アレルギー(FA; [アレルゲン摂取後4時間以内の症状の病歴で評価])、食物アレルゲン感作(food allergen sensitization;FAS [皮膚プリックテストにより評価])

 



結果

FLG-LOF変異がある場合、食物アレルギーのリスクが10歳でオッズ比 31.46 [95%信頼区間 2.86-100]と、18歳でオッズ比 4.25[95%信頼区間 1.55-11.61]と、有意に高値となった。

■ また、乳児期の湿疹は、すべての時期の食物アレルギーと食物アレルゲン感作に関係していた。

 

コメント

■ 皮膚バリア能が低下する素因を持っていると食物アレルギーを発症しやすいということになり、その後長期にその影響が残ると理解できます。

■ 先行研究と同様の結果ですが、それにしても18歳での追跡率が90%を超えているコホート試験は驚異的です。

■ 研究者らの熱意と努力を強く感じます。

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