アトピー性皮膚炎の重症度スコア。

 SCORADは、アトピー性皮膚炎の評価に関して、研究目的でよく使われる方法です。

 また、POーSCORAD(patient-oriented;患者由来=患者さんが自分自身で評価する)は、患者さん自身につけていただく方法です。日本語でもつけられるようになっており、画像付きでわかりやすくなっています。

PO-SCORAD

 

■ また、アプリにもなっているので、使いやすくなっています。最近、SCORADもアプリになりました。

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 研究者が使う指標より、患者さん自身でつける指標のほうが、患者さんの生活の質は反映しやすいという結果です。

 当然といえば当然のような気もしますが、コロンブスの卵のように思います。

 

P: 欧州12か国でリクルートされた生後1か月以上のAD患者4222例
E: SCORAD、PO-SCORAD、POEM、SA-EASI(自己記入式EASI)
C: -
O: 生活の質の指標である、DLQI(Dermatology Life Quality Index )、DFQI(Dermatitis Family Questionnaire Impact )と相関するか

 

 

PO-SCORADは、SCORADとよく相関した。

 PO-SCORADは、SCORADもしくはPOEMと最も相関している唯一の自己評価スコアであり(r≧0.70)、DLQI(r = 0.67)とDFQI(r = 0.56)とも最も相関した。

 

 

患者さん自身につけていただくスコアは、普段の診療に役立つでしょう。

 SCORADは、アトピー性皮膚炎の重症度スコアのなかでも、研究によく使われます。
 2013年の報告では、研究目的としてはSCORAD、EASIがvalidationが取れているとされていましたが(JACI2013)、ごく最近行われたシステマティックレビューで、特に”症状を見るには、ISS(小児版)、POEM、PO-SCORAD、SA-EASI、adapted SA-EASIが研究に勧められるとされています。

アトピー性皮膚炎の症状を評価するのには、どの基準が適切か :システマティックレビュー

 それらのうち、PO-SCORAD、POEM、SA-EASI(自己記入式EASI)は、患者さん自身がつけるスコアです。

 医師が作成するスコアより、患者さん自身がつけるスコアのほうが、QOLを反映するのはなんとなく理解しやすいですね。
 最近、すごく外来患者さんが増え、毎日初診患者さんが御紹介や自発的な受診で来院されます。あまりに忙しいので自分自身でスコアをつけるのは現実的に難しくなってきています。

 全員に対してスコアをつけることは困難になってきたため、患者さん自身に記載していただければより時間の節約になると思い探していたときに出てきた論文です。

 

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