乳幼児期のハチ毒アナフィラキシーはどれくらい起こりうるのか?

乳幼児期のハチ毒アナフィラキシーは、どれくらいの頻度なのか?

■ ハチ毒に対し重篤な症状になるのは多くはアナフィラキシーであり、成人では多いと考えられています。

■ 小児に関するリスクを評価した検討は少なく、最近、大規模前向きコホートからの検討がありましたのでご紹介します。

■ なお、hymenopteraは「膜翅類(まくしるい)」と読み、一般にハチやアリなどを指します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

出生コホート研究 2137人における前向きコホート研究において、膜翅類の刺傷頻度とアレルギー頻度を調査したところ、

 ✅ 計268人(21.9%)が5年間に刺傷歴があり、144人(52.1%)が局所反応であり、全身性のものはなかった。

 ✅ 2歳時点で皮膚プリックテスト陽性であった11人のうち、5歳の時点でまだ皮膚プリックテスト陽性であった例はなかった。

 

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