保湿剤の種類により、患児の受け入れは異なるか?

保湿剤は塗ってはじめて効果があるため、「塗っていただけるか」は重要です。

■ 保湿剤ごとに比較した報告は少なく、「保湿剤はなにがいいですか?」という質問の答えは簡単ではありません。

■ 季節ごとや重症度に応じて変更する必要性がありますが、なかなか難しいものです。

■ そこで、保湿剤の受け入れがアトピー性皮膚炎の治療結果に影響するかを検討した報告をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

アトピー性皮膚炎患児 128人に関し、保湿剤の忍容性がアトピー性皮膚炎のさまざまな因子に影響するかを検討したところ、

 ✅ 保湿剤の忍容を中程度または不良と考えた患者は、親水軟膏を使用しており(p=0.003)、医師により推奨されていない保湿剤を使用しており(p=0.035)、より重症度が高く(p=0.04)、冬のエモリエント使用が少なかった(p=0.05)。

 

スポンサーリンク(記事は下に続きます)



Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Xでフォローしよう