記事一覧
また、花粉食物アレルギー症候群(Pollen food allergy syndrome; PFAS)の総論です。 ■ 最近、花粉食物アレルギー症候群(Pollen food allergy syndrome; PFAS)のお子さんが多いなあ、、と思います。 ■ 先日も、PFASの総論をご紹介したばかりです。 ■ そし...
運動と喘息の関連は、いまだに整理が十分とは言えません。 ■ 喘息のコントロールが不十分なお子さんが運動を行うと「運動誘発性の発作」が起こりえますので、運動を控える必要性があります。 ■ 一方で、喘息の治療が発達するに従い、「普段どおりに運動できる」とお話できるようにもなってきました。 ■ さらにすすめて、「運動したほう...
花粉症に対する抗ヒスタミン薬の保険適応の見直しが始まろうとしているようです。 ■ 花粉症に対し、一部OTC(薬局で購入できる薬)に関してを保険適応を見直そうという動きがあるようです。 花粉症薬、保険適用外に=医療費600億円削減-健保連提言 ■ 花粉症に対する抗ヒスタミン薬は、第一選択薬の一つであり、「眠気の少ない(副...
花粉食物アレルギー症候群(Pollen food allergy syndrome; PFAS)に関する総論。 ■ もともと口腔アレルギー症候群(OAS)は、アレルギー症状が口腔咽頭から全身に波及し、まれにアナフィラキシーまで進展する現象として提唱されましたが、現在は、OASを花粉食物アレルギー症候群(Pollen f...
スパイスアレルギーが増えている印象です。 ■ 最近、スパイスアレルギーが増えている印象です。 ■ そしてその原因として、ヨモギ花粉やシラカバ花粉との交差抗原性からの可能性が疑われています。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? カレーライスを摂取後にじん麻疹、呼吸困難、気管支ぜん息様発作を呈した22歳女性の...
ビタミンDの産生には、日光にあたる必要性があります。 ■ 日焼け止めに関して尋ねられることが多い時期ですが、一方で、日光への曝露が少ない場合にビタミンDの産生が減りすぎないかにも配慮する必要性があります。 ■ 実際には日光曝露は、地域でも、天候でも、時間でも差がでてしまうため、正確にお答えすることは難しいとはされていま...
花粉により、湿疹の悪化があることが知られています。 ■ スギ花粉の時期に皮膚炎が悪化することはよく知られています(Yokozeki H, et al. Contact Dermatitis 2007; 56:224-8.)。 ■ 日常診療でも、例えば外で運動をよく行うアトピー性皮膚炎のお子さんにおいて、露出部位の悪化が...
日本で実施できる免疫療法は限られたアレルゲンに対してですが、海外では他のアレルゲンでも実施されています。 ■ 日本でも最近、舌下免疫療法がスギやダニで実施できるようになりました。 ■ これらはすぐ溶解する錠剤で行うことができる、簡便な方法であり、徐々に普及してきています。 ■ 海外では、これら以外の花粉でも免疫療法が可...
保湿剤によるアトピー性皮膚炎発症予防が注目されていますが、対象をどこまで一般化できるかが争点となりつつあります。 ■ 保湿剤によるアトピー性皮膚炎予防は、まず2014年に「ハイリスクの新生児に対する検討として」、2本の研究結果が報告されました。 ■ 両方とも、アトピー性皮膚炎の発症を3割~5割低下させるという結果でした...
離乳食早期開始の流れが加速している。 ■ 日本において、離乳食における卵の開始月齢が早まったことはすでに何度かご紹介してきました。 ■ 日本ではまだですが、ピーナッツに関しても早期導入が勧められるようになってきています。 ■ 今回は、オーストラリアでは1歳未満でのピーナッツ導入が急速に普及してきているという報告(Ear...
長期休暇で皮膚が悪化するのは、なぜでしょうか? ■ 夏季休暇に限らず、旅行中にアトピー性皮膚炎の患者さんが悪化するケースを経験します。 ■ なんとなく暑いほう(ハワイとか)がいいような感覚でしたが、実際はどうなのでしょう。 ■ 1991年とすごく古い報告でしたが、ちょっと気になったので読んでみました。 この論文でわか...
外用治療の指示に対する実行率はどれくらいか? ■ どんな治療にもいえることですが、病気の治療を目的に処方された薬が使用されていなければ、病気を良くすることは困難になってきます。 ■ 外用治療は、毎日使用することは必ずしも簡単ではないために、徐々に治療の実行率が低くなることがわかっており、皮膚疾患ではその実行率が35%程...
アトピー性皮膚炎は、重症化すると特に眼合併症を来しうる。 ■ アトピー性皮膚炎があると、眼への物理的な刺激が増えることを一因として網膜剥離などが増加します。 ■ しかし最近は、タクロリムス(プロトピック)外用薬の登場などにより顔の湿疹のコントロールがしやすくなり、眼合併症を減らしてきている可能性があります。 ■ 実際、...
喘息がある場合、水泳が推奨されていることは多いが、、 ■ プールと喘息に関して、先日Yahoo!個人で記事を書きました。 小児期の屋内プールの消毒薬にさらされることと喘息の関係をみた5851人に対する7研究のメタアナリシスが報告されました。 すると、スイミングへの参加と喘息の有病率に有意差はないという結果でした(※7)...
日焼け止めは、新しくできる母斑(あざ)の数を減らすか? ■ 光老化を防ぐ観点から、日焼け止めは広く使用されるようになりました。 ■ そして、日焼け止めは新しくできる母斑(あざ)も少なくするかもしれないという報告があります。 ■ 少し古典的ですが、JAMAからの報告をご紹介します。 ※ この報告での「色素細胞性母斑」は、...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
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