運動と喘息の関連は、いまだに整理が十分とは言えません。
■ 喘息のコントロールが不十分なお子さんが運動を行うと「運動誘発性の発作」が起こりえますので、運動を控える必要性があります。
■ 一方で、喘息の治療が発達するに従い、「普段どおりに運動できる」とお話できるようにもなってきました。
■ さらにすすめて、「運動したほうが喘息に良い」という方もいらっしゃいます。
■ すなわち、運動は、喘息を悪化させる因子でもあり、肺機能を良くする因子でもあるわけです。
■ そこで、このテーマに関し、最近発表されたシステマティックレビューをご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
小児や青年における運動と喘息の長期的な関連を検討した9研究のシステマティックレビューを実施したところ、
✅ 研究ごとに矛盾した結果が得られ、運動が喘息発症リスクに対し長期的な影響を及ぼすかどうかのエビデンスは不十分であると結論された。
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