以下、論文紹介と解説です。

Miyauchi M, et al. The solar exposure time required for vitamin D3 synthesis in the human body estimated by numerical simulation and observation in Japan. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 2013; 59:257-63.

顔・手背(=600cm2)を露出した状態でビタミンD 5.5μgを産生するのに、地域ごと(札幌、筑波、那覇)における必要な日光曝露時間を数値シミュレーションで検討した。

背景

■ 人体におけるビタミンD3合成に対する日光の重要性はよく知られているが、ビタミンD欠乏を防止するために必要な日光への曝露時間は日本では決定されていない。

 

方法

■ 本研究では、数値シミュレーションと観測の両方を用いて、季節、時刻、地理的位置(札幌、筑波、那覇)における体内でのビタミンD3合成に必要な日光暴露時間の特定をを試みた。

 

結果

雲のない空の下における7月の正午の筑波の数値シミュレーションによれば、食物からのビタミンD摂取をせずに、顔と手背の面積に相当する皮膚600cm2によりビタミンD3 5.5μgを産生するには3.5分間の太陽光照射が必要であった。

■ 対照的に、同じ量のビタミンD3を産生するためには、札幌での12月の正午の雲のない空の下では76.4分必要だった。

■ 必要とされる曝露時間は、その日の時間によりかなり変化した。

■ 筑波では、12月の正午では22.4分を要し、同じ気象条件においては、AM9時には106.0分、15時では271.3分を要した。

■ 那覇市は年間を通じ、ビタミンD3産生を可能にする高い量の紫外線を受けていた。

 

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あくまで数値シミュレーションだが、日光にあたる時間とビタミンDの産生量に対する参考になると思われる。

■ 時間や地域によって、ビタミンDの産生量が異なるということがわかります。

■ 夏であれば、短時間でもビタミンDの産生に関しては十分といえそうですね。

 

今日のまとめ!

 ✅ 札幌、筑波、那覇において、日光曝露時間とビタミンDの必要産生量の目安が示された。

 

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