デュピルマブは結節性痒疹を改善するか?

■ 結節性痒疹は、アトピー性皮膚炎などにみられるきわめて治しにくい強いかゆみを伴う皮膚炎です。

■ ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬が最初の治療ステップとなりますが、治療は抵抗性であることがおおく難渋します。

■ 最近の海外のガイドラインでも、その治療選択肢に生物学的製剤が記載されるようになってきています。

■ 最近の症例集積研究をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

慢性結節性痒疹のある成人患者27人に対するデュピルマブの16週間の投与による治療効果を評価したところ、

 ✅ 少なくとも16週間の継続投与を27人中24人(88.9%)が実施でき、Investigator Global Assessmentスコア1を24人中11人(45.8%)が達成した。

 ✅ 瘙痒と不眠の数値評価スケールは、16週間の治療で、それぞれ8.9から2.7、8.2から1.7に減少した(P < 0.001)。

 

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