乳児期にも食物によるアナフィラキシーはある。
■ 乳児期のほうが、より高い年齢層よりもアナフィラキシーの頻度は少なく症状がかるいのではと言う報告もありますが、厳然として 乳児期にも食物によるアナフィラキシーはあります。
■ では、乳児期の食物アナフィラキシーの原因アレルゲンは、どんなものがあるのでしょうか?
■ 仏国からの最近の報告をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
2002年から2018年までの仏国における、乳幼児を中心とした未就学児の食物アナフィラキシー症例に関する原因アレルゲンや症状を検討したところ、
✅ 主な食物アレルゲンは、乳児においては牛乳(59%)、鶏卵(20%)、小麦(7%)、ピーナッツ(3%)であったのに対し、未就学児ではピーナッツ(27%)、カシューナッツ(23%)だった。
✅ (乳児の)アナフィラキシーは、61人中28人(46%)であり、授乳中止後の最初の牛乳摂取時に発生した。
スポンサーリンク(記事は下に続きます)