エビアレルギーの予測に、コンポーネント検査は有用か?

エビアレルギーを予測する検査は、現状では十分な精度が担保されているものはない状況です。

■ エビ特異的IgE抗体価は、粗抗原として検査をしても、感度、特異度ともに不十分であることがわかっています(Pascal M, Grishina G, Yang AC, Sánchez-García S, Lin J, Towle D, et al. Molecular Diagnosis of Shrimp Allergy: Efficiency of Several Allergens to Predict Clinical Reactivity. J Allergy Clin Immunol Pract 2015; 3:521-9.e10.)。

■ そのため、コンポーネント検査が期待されていますが、過去、Pen a1特異的IgE抗体価が有用とされながらも、有用ではないという結果もありました。

■ さらに検討が必要な状況にありますが、最近、Allergyに香港・タイの2地域での結果が報告されましたので共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

香港とタイのエビアレルギー患者85人から血清を採取し、エビアレルゲンの感作パターンの診断精度を調査、比較したところ、

 ✅ 香港における主要エビアレルゲンは、トロポニンC(Pen m 6)、グリコーゲンホスホリラーゼ(Pen m 14, 47.1%) 、トロポミオシン(Pen m 1, 41.2%) 、筋形質カルシウム結合蛋白(Pen m 4, 35.3%)であり 、タイ人ではPen m 1(68.8%)、Pen m 6(50.0%) 、脂肪酸結合蛋白(Pen m 13, 37.5% )であることが示された。

 ✅ コンポーネント検査では、曲線下面積がエビ抽出物-IgE検査(0.70-0.75)よりも有意に高かった(0.77-0.96)。

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