ゴマアレルギーの判断は簡単ではない。
■ ごまは、特異的IgE抗体価の特異度がひくく、十分な検討がすすんでいない領域です。
■ 負荷試験の用量設定に関しても、むずかしさを感じることがありますが、最近、Allergyに参考になる研究結果が報告されていますので共有します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
ごま負荷試験11研究(負荷試験陽性246例)のデータを用いて、ゴマ負荷試験の陽性となる用量などを検討したところ、
✅ ゴマアレルギー集団の5%で反応を誘発すると予測される離散および累積誘発用量(ED05)は、それぞれゴマタンパク質2.4(95% CI 1.0-7.7)および2.5(95% CI 0.9-9.5)mgだった。
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