喘息児に対する水泳の影響: メタアナリシス

2017年10月25日

Beggs S. Swimming training for asthma in children and adolescents aged 18 years and under. J Evid Based Med 2013; 6:199.

* 2017/10/25 フォーマットの修正と細かい部分の更新を行いました。

「水泳は喘息に良い」というイメージがありますが、プールの塩素がむしろ悪化原因になっているという報告もあります。

■ 水泳に関して、喘息にはかえって悪影響かもしれないという報告があります。

■ 一方で、運動は喘息に効果的という報告もあります。

水泳と喘息に関して、最近の研究をまとめているものがないかどうか確認したところ見つけた報告

■ 水泳は喘息を悪化させないという結果ですが、明日は頻回の室内プール水泳は喘息を悪化させるかもしれないという報告をUPします。

 

P: ランダム化比較試験8研究 5歳から18歳の喘息患者 262名

E: 水泳運動

C: 7研究は通常コントロール 1研究はゴルフ

O: 喘息に対する水泳の有効性および安全性

 

 

結果

■ 水泳に関して、7研究は、30~90分・2~3回/週・6~12週間以上と幅があり、1研究は週6回30分間おこなっていた。

■ 4研究は塩素濃度の情報はなかった。2研究は塩素を使用せず、1研究は屋内プールで塩素を使用した。1研究は塩素を使用していたが換気が良いプールを使用した。

■ 水泳は通常ケアもしくはゴルフと比較して、QOL、喘息コントロール、喘息増悪またはコステロイドの使用に有意な影響は認めなかった。

■ 一方、水泳は、運動能力(VO2maxもしくは最大酸素消費量が9.67mL/kg/分増加)に臨床的に有意に改善し、肺機能も有意に改善した(FEV1%の平均差8.07(95%CI3.59-12.54)

 

 

コメント

塩素の情報が不十分であることが研究の限界としながらも、水泳は喘息コントロールや増悪に影響せず、忍容性が高く、体力と肺機能を増加させると結論されています。

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