
環境要因と、小児期の喘息発症。そのシステマティックレビュー。
■ 環境要因と小児期の喘息発症に関し、まだまだ十分わかっていないことが多いです。
■ 個人的には、環境要因の問題は受動喫煙は明らかと思いますが、ダニや真菌などに関してはまだまだ十分にわかっていない部分が多いと考えています(環境整備が意味がないという意味ではなく、私は重要だとも思っています)。
■ 最近のシステマティックレビューをご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
✅ 受動喫煙、吸入された化学物質、カビ、大気汚染物質、母体の食事の不足、呼吸器系ウイルスは、喘息のリスクが増加した(ORは概して1.5~2.0)。
✅ ペット、授乳・乳児の食事と、喘息リスクとの関連には一貫したエビデンスがなかった。
✅ ダニ(独立して)への曝露は、喘息の発症リスクと関連していないというエビデンスがあった。
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