ジアノッティ-クロスティ症候群は思った以上に見逃されている。

Gianotti-Crosti症候群(ジアノッティ-クロスティ症候群)は、皮膚科疾患ではありますが小児科でもよく見かける皮膚疾患です。

■ B型肝炎ウイルスに続発するジアノッティ症候群ものが有名ですが、他のウイルスも原因になり、ジアノッティ-クロスティ症候群と称されます。

 

PECO
P: Gianotti-Crosti症候群(GCS)と診断された小児37名(男児23名、女児14名)
E: -
C: 対照小児(年齢9ヵ月-13歳、平均年齢4.3±3.4年)37名
O: アトピー疾患との関連があるか

 

ジアノッティ-クロスティ症候群と診断された児が、アレルギー疾患のある児に多いかを検討した。

■ アトピー性皮膚炎はUK Working Partyの診断基準を、喘息はBritish thoracic Society基準を用い、アレルギー性鼻炎と結膜炎は臨床的に診断された。

ジアノッティ・クロスティ症候群(GCS) 14名(38%)は対照群6例(16%)に比べ喘息のリスクが高かった(リスク比[RR] 2.33; 95%CI 0.95-6.31)

GCS18名(49%)は対照群11名(30%)に比較し、アレルギー性鼻炎のリスクが高かった(RR 1.64; 95%CI 0.86-3.22)

GCS28名(76%)は対照群9名(24%)に比較しアトピー性皮膚炎のリスクが高かった(RR 3.11; 95%CI 1.73-5.73)

■ 結膜炎とアレルギー性じんましんには、関連がなかった。

■ 有意差はアトピー性皮膚炎のみだったが、全体では有意差を示した。

■ GCS31名(84%)は対照群19名(51%)と比較し、少なくとも1つ以上のアレルギー性疾患のリスクがある可能性が高かった(RR 1.63; 95%CI 1.13、2.18)。

■ 少なくとも3つのアレルギー疾患をもつ児はGCS群に多く(GCS 11名 [30%] vs 対照群2名 [5%] ; RR 5.50; 95%CI 1.29-35.35])、差が認められた。

 

ジアノッティクロスティ症候群は、アレルギー素因が参考になるかもしれない。

■ 最近、この研究と同じグループが、GCSの診断基準を発表しています。 一般的にはGCSはB型肝炎ウイルス、EBウイルス、コクサッキーウイルス、サイトメガロウイルス、エンテロウイルス属、A型肝炎ウイルス、単純ヘルペスウイルスなどの感染が関連していますが、免疫的な要因は不明でした。

■ 今回の結果は、アトピー性皮膚炎などのアトピー素因が一つの参考になるかもしれないとされており、診断の参考になるかもしれません。

 

 

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