トピラマート(トピナ)は小児片頭痛に有効か?:メタアナリシス

Le K, Yu D, et al. Is topiramate effective for migraine prevention in patients less than 18 years of age? A meta-analysis of randomized controlled trials. J Headache Pain. 2017; 18:69.

小児片頭痛の治療。

■ 片頭痛は、小児でもよく見られる疾患の一つです。

■ しかし、小児片頭痛に対する薬物治療は、成人におけるエビデンスに基づいているのが現状です。

■ トピラマートは、本邦での保険適応はありませんが、慢性頭痛の診療ガイドライン2013では、トピラマートは有効とされており、海外でも12歳程度までの小児で、片頭痛予防のために推奨されています。

■ 小児片頭痛に対するトピラマートの効果におけるメタアナリシスを見つけたのでご紹介いたします。

■ この論文はすでにフリーで全文閲覧可能です。

 

PECO
P: 2017年4月までの PubMed/Medline, Embase、Cochrane Libraryのランダム化比較試験4件(465人)
E: トピラマート群 329人
C: プラセボ群 136人
O: 18歳未満の患者で片頭痛予防のためのトピラマートは有効か

 

結局、何を知りたい?

 ✅トピラマート(商品名トピナ)が小児片頭痛に有効かどうかを知ろうとしている。

 

 

トピラマート(トピナ)を小児片頭痛に使用した研究4件をまとめて検討。

■ トピラマートは、プラセボと比較し50%以上の頭痛頻度の相対的減少した患者数(n = 465、RR = 1.26、95%CI =[0.94,1.67]、Z = 1.55、P = 0.12)、頭痛日数(n = 465、MD =-0.77、95%CI =[-2.31,0.76]、Z = 0.99、P = 0.32)を減少させなかった

論文より引用。 50%以上片頭痛が減った患者数。有意差なし。

 

■ しかし、PedMIDASスコアは有意に減らした(n = 205、MD =-9.02、95%CI =[-17.34、-0.70]、Z = 2.13、P = 0.03)。

PedMIDASスコア。有意差あり。

 

■ トピラマート群は、プラセボ群より副作用と有害事象の率がより高かった。より高い率は、含まれた研究で観察された。

 

結局、何がわかった?

 ✅小児片頭痛に対するトピラマート(商品名トピナ)は、片頭痛日数が減った患者数も、頭痛日数にも有意な効果は認めなかった。

 

 

トピラマート(トピナ)は、小児片頭痛に効果は認められず、副作用は多くなる。

■ トピラマートは、18歳未満の片頭痛患者の予防が有効であるというエビデンスはなく、むしろ副作用や有害事象が多いと結論されていました。

■ しかし、最近トピラマートが小児片頭痛に効果がなく、むしろ有害事象を増やすという報告がありました。

トピラマート(トピナ)は小児片頭痛に有効か?:メタアナリシス

PedMIDASは小児の頭痛スコアで日本語版もあります。

 

 

今日のまとめ!

 ✅小児片頭痛に対するトピナは避けたほうがよさそうだ。

 

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