新規片頭痛治療薬、抗CGRP抗体(ガルカネズマブ)の有効性は?

ガルカネズマブ (商品名エムガルティ)が、他剤の有効性の低い片頭痛への保険適用となりました。

■ 片頭痛治療薬は、この20年程度あたらしい治療薬が現れていない状況でした。

■ そのような中、今年になって抗 CGRPモノクローナル 抗体が、18歳以上の他剤の有効性が不十分な片頭痛に保険適用となりました。

■ 日本で行われたフェーズ2試験の結果を共有します。

 

※現状ではガルカネズマブは小児に使用できません。

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

片頭痛と診断された日本人の18〜65歳の患者459人を、ガルカネズマブ120mg群、240mg群、プラセボ群にランダム化し、6ヶ月間の治療効果を比較したところ、

 ✅ 1~6ヵ月間の片頭痛の月間日数の試験開始時からのの平均変化量は、プラセボ(-0.59日)と比較して、ガルカネスマブ120mg投与群(-3.60日)および240mg投与群(-3.36日)で有意に大きかった(p<0.001)。

 

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