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Graif Y, et al. Association between Asthma and Migraine‐A Cross‐Sectional Study of over 110,000 Adolescents. The clinical respiratory journal 2018.[Epub ahead of print]

片頭痛と喘息は関連があるという報告が増えているようです。

■ 小児でも片頭痛を診療することは多いです。そして片頭痛と喘息の関連を指摘した報告が見られるようになってきました。

片頭痛は喘息と関連し、抗アレルギー治療の効果があるかもしれない: 症例対照研究

■ 今回も、そのテーマでの報告を見つけましたのでご紹介いたします。

 

17歳の受診患者11万人以上をレトロスペクティブに集め、喘息と片頭痛の関連を調査した。

背景

■ 疫学研究では、主に成人における喘息と片頭痛の関連が報告されている。

 

目的

■ 青年期における、専門医診断された喘息と片頭痛の関連性を検討する。

 

方法

■ リクルートされた施設におけるの電子データベースを用いて、1987〜2010年に受診したすべての17歳の受診者をレトロスペクティブに検索した。

■ 喘息および片頭痛の診断は、認定専門家によって行われた。

■ 喘息の有無にかかわらず、片頭痛の有病率は受診患者で比較された。

■ 社会人口統計的・関連する病状に関する共変量データが記録された。

 

結果

青年の受診者、計113,671人が解析に利用可能であり、喘息は4.0%、片頭痛は1.9%だった。

喘息のない青年(174,090人中1,946人[1.8%])と比較して、喘息のある青年(4,581人中174人[3.8%])のほうが、片頭痛の有症率がより高かった(OR = 2.17; 95%CI 1.86-2.55; P <0.001)

■ 片頭痛の有症率は、アレルギー性鼻炎の有無により、それぞれ6.3%と1.7%だった(OR = 4.04; 95%CI 3.58-4.56; P <0.001)。

■ 多変量解析では、片頭痛は、喘息(OR 1.42; 95%CI 1.19-1.68)とアレルギー性鼻炎(OR 3.18; 95%CI 2.80-3.63)に有意な関連がみられた。

■ 片頭痛に関連するその他の因子は、女性、都市への居住、最近のイスラエルへの移住、兄弟姉妹が3人以下、高度肥満だった。

 

結論

■ 臨床医は、喘息やアレルギー性鼻炎は、青年期の片頭痛の潜在的な危険因子であることを認識すべきである。

■ これらの症状と再発性頭痛の併発した所見は片頭痛を示唆しており、副鼻腔炎とは異なる診断および治療アプローチを正当化する。

 

結局、何がわかった?

 ✅片頭痛は、喘息(OR 1.42; 95%CI 1.19-1.68)やアレルギー性鼻炎(OR 3.18; 95%CI 2.80-3.63)に有意な関連がある。

 

 

喘息・アレルギー性鼻炎と片頭痛は関連するかもしれない。

■ 以前ご紹介した報告も横断研究の結果であり、今回の報告も後ろ向き研究ですのでエビデンスレベルは高くはありません。しかし、複数の検討で同じような結果がでるのは興味深いです。

■ 喘息にはアレルギー性鼻炎を併発していることが多いですので、副鼻腔炎に飛びつきがちですが、やはり片頭痛も念頭に置いたほうがよいかもしれませんね。

 

今日のまとめ!

 ✅片頭痛は、喘息やアレルギー性鼻炎と関連があるようだ。

 

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