食物アレルギーの診断は、詳細な問診と食物負荷試験が基礎にあります。
■ 食物アレルギーを心配される方は決して少なくなく、現在の小児アレルギー科医の主戦場といってもよいでしょう。
■ 今回は、食物アレルギーの診断と保護者の不安度の関連を示した報告をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
0〜2歳の、医師の推測/家族による食物アレルギーの疑いをもち受診した群90人と、健康対照群99人の保護者の不安度を調査したところ、
✅ 状態‐特性STAI (STAI‐SとSTAI‐T)スコアは、2群より1群で有意に高かった(それぞれp<0.001; z=5.41およびp=0.021; z=2.304)。
✅ 自己判断で食物を除去した母親の方が、除去しなかった母親より食物アレルギー関連情報をウェブ検索したことが有意に多かった(p=0.004; X2=8.391; df=1)。
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