カンタリジンは甲虫類が分泌する体液で、海外では伝染性軟属腫の治療に使用されることがあるようです。
■ カンタリジンというのは、甲虫類が分泌する体液に含まれる物質であり、皮膚に水疱を生じる事故を起こす毒物の一種だそうです。
■ 日本では現在使用されているわけではないのですが、海外の論文を読んでいると、軟属腫(水いぼ)に対して使用される場合があるようです。
■ そのカンタリジンに対するシステマティックレビューがありましたのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
伝染性軟属腫もしくは疣贅に対するカンタリジン外用治療を評価する研究15件(1752人; 0.3~62歳)における、システマティックレビューを実施した。
✅ 伝染性軟属腫に対するカンタリジン外用による軽快率は多様だった(範囲 15.4~100%)。
✅ カンタリジン治療において、疼痛(7~85.7%)、水疱形成(10~100%)、過剰な色素沈着もしくは色素脱出 (1.8~53.3%)が、よく生じる副作用だった。
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