新生児期の光線療法は、その後のアレルギー疾患発症リスクになるか?

光線療法は、その後のアレルギー疾患の発症リスクになるか?

■ 新生児期の光線療法は、高ビリルビン血症に対する重要な治療です。

■ 一方、新生児期の光線療法が、その後のアレルギー疾患に関連するのではないかというメタアナリシスが報告されていました(Pediatric Allergy and Immunology 2015; 26:2-11.)。

■ しかし、このメタアナリシスに関する質はまだ ” very low/low quality.(とても低い)”という結果にもなっていました(まだ推奨できるようなレベルではないという意味です)。

■ そこで最近発表された、大規模出生コホート試験の結果をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

シンガポールにおける出生コホート研究に参加した1058人に関し、新生児期の光線療法がその後のアレルギー疾患発症に関連するかを検討したところ、

 ✅ 生後5歳時のアレルゲン感作、湿疹、鼻炎、ネブライザー使用による早期発症喘鳴の有病率に、光線療法の影響はなかった。

 

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