『冷気』が、アトピー性皮膚炎の子どもの皮膚にどのように影響するか?
■ 完全に季節外れですが、『冷気がアトピー性皮膚炎にいいかどうか』のテーマで論文を探していると、こんな文献をみつけました。
■ エアコンの冷気が、アトピー性皮膚炎の児にどのように影響するか?という研究結果です。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
アトピー性皮膚炎のある28人とアトピー性皮膚炎のない健常小児12人を2つのエアコンモード(通常または無風)のいずれかに2時間曝露し、皮膚バリア機能やフィラグリン分解産物を測定したところ、
✅ 通常モードと無風モードへの曝露後に、アトピー性皮膚炎のある児では前腕の皮膚温が有意に低下し(P<0.001: P=0.026)、無風モードでは頬部と前腕のTEWLが低下した(P=0.037; P=0.002)。
✅ アトピー性皮膚炎のある児において、ピロリドンカルボン酸およびシス-ウロカン酸が、通常モードに曝露後のみ減少した(P = 0.033)。
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