感染症(予後) コロナ感染後は、軽症であっても認知障害が起こっているかもしれない コロナ感染後の認知機能障害が注目されているなか、英国の大規模研究でブレインフォグなどの症状と実行機能・記憶機能への影響が調査された。 ■ 最近、コロナ感染後の後遺症について、特に認知機能への影響が話題になっています。 ■ コロナ後の症候群として、記憶力低下や思考・集中力の困難、いわゆる「ブレインフォグ」がよく知られてい... 2024年8月22日 pedallergy2016
感染症(予後) 学童に対するインフルエンザワクチン集団接種は、インフルエンザで亡くなる乳幼児のリスクを減らしていた 日本における学童に対するインフルエンザワクチン集団接種の歴史とその社会的影響とは? ■ インフルエンザが流行しています。 インフルエンザの流行状況(東京都 2023-2024年シーズン) | 東京都感染症情報センター東京都感染症情報センターは、東京都における感染症の発生状況など、感染症に関する色々な情報を提供しています... 2023年12月24日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナ罹患後の認知機能低下『ブレイン・フォグ』は、新型コロナに特有の病態として存在する可能性がある 新型コロナ罹患後の『ブレイン・フォグ(脳の霧)』という後遺症。 ■ 新型コロナが神経系に影響を及ぼす可能性は以前から指摘されています(Spudich S, Nath A. Nervous system consequences of COVID-19. Science. 2022;375(6578):267-269.)... 2022年11月26日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナに罹患した後、動静脈血栓症のリスクは上がるか? 新型コロナに罹患後、長期間の凝固異常をきたすことが分かっている。 ■ 新型コロナに罹患したときの動静脈塞栓症のリスクに関して関心が高まっていると思います。 ■ 小児に対するデータというわけではありませんが、最近、 Lancet Infectious Diseases誌に新型コロナに罹患した症例における、静脈・動脈血栓症... 2022年9月5日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナで入院した児に、神経学的合併症はどれくらいあるか? 新型コロナで入院した児に、急性期の神経学的合併症はどれくらいあるか? ■ オミクロン株の流行にともない、熱性けいれんをおこした小児が受診されることが増えており、最近の研究結果でもそのことが裏付けられています。 感染小児、発熱・けいれん増=オミクロン株流行期を分析―成育医療研など ■ それだけでなく、脳症の報告も増えてい... 2022年9月4日 pedallergy2016
感染症(予後) デルタ株は他の変異株に比較して重症化する確率が高いが、ワクチンによりリスクが低下する デルタ株の拡大にともない、重症化率の上昇が懸念されています。 ■ いわゆるVOC(Variant of Concern; 懸念される変異株)の感染性が高まっていることは、疫学的なデータによって証明されていますが(Nature 2021; 592(7854): 438-43.)(Nature 2021; 593:321-... 2021年9月12日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナに罹患すると、どれくらい心筋炎・心膜炎を起こしうるか? ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎の懸念を持つ方が多くなってきているようです。 ■ mRNAワクチンを接種後、きわめて稀に心筋炎・心膜炎を起こす可能性はすでに指摘されており、CDCでは『接種後に胸の痛み・息切れ・心拍数が多い・不整脈・鼓動が激しくなるなどの感覚がワクチン接種後1週間以内にあった場合は医療機関を受診してくださ... 2021年8月8日 pedallergy2016
感染症(予後) 救急外来に受診した子どもの『咳』は、4週間後にどれくらい残っておりどんな病名がついているか? 咳は、外来で診る症状としてとても多く、『見通し』をつかむことも重要です。 ■ 小児の咳嗽は、主訴として多い理由のひとつです。 ■ 多くが『風邪』に伴うものであり、決して『短期間で収まるものでもない』ことがわかっています。 ■ では、実際に4週間後にどれくらい咳嗽がのこっており、最終診断はどのようなものが多かったのでしょ... 2020年11月28日 pedallergy2016
感染症(予後) 集団保育を開始すると風邪の回数は多くなるが、9ヶ月程度で落ち着いてくる 集団保育が開始になった最初はとくに、子どもが風邪を引く回数がおおきく増える。 ■ 保育所など集団保育に通い始めると、どうしても風邪の回数は増えてしまいます。 ■ だんだん風邪の回数は減っていき、小学校に入学する頃にはむしろ集団保育に通っていないお子さんより風邪の回数が減ってくるという報告もあります(Arch Pedia... 2020年11月10日 pedallergy2016
感染症(予後) 成人でもインフルエンザ脳症は発症しており、死亡率は子どもよりも高い インフルエンザ脳炎は、成人にもあるか? ■ インフルエンザ脳炎/脳症は、小児に多い病態ですが、成人でも起こりえます。 ■ では、その頻度はどれくらいで、死亡率は子どもと同じなのでしょうか? ■ 最近、日本から発表された報告をご紹介します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 2010 年から 2015 ... 2020年10月8日 pedallergy2016
感染症(予後) インフルエンザによる入院率はどれくらいか? インフルエンザによる入院がどれくらいの確率かを事前に見積もっておくことは重要です。 ■ インフルエンザは、決して風邪と同じではなく、重症化しうる感染症です。 ■ 小児にとっては、新型コロナ以上に警戒しなければならないといえるかもしれません。 ■ では、インフルエンザによる入院率は、年齢ごとに異なるのでしょうか? ■ 日... 2020年10月5日 pedallergy2016
感染症(予後) 未就学児の風邪の頻度はどれくらいか? 小学校入学前、4~5歳時の風邪の回数はどれくらいあるか? ■ 小学校入学前くらいまでは、風邪や中耳炎などに頻回にかかるものです。 ■ 1歳までに急性中耳炎に半数は罹患するという出生コホート研究もあるくらいです。 ■ では、小学校入学直前、4~5歳時の状況はどうでしょうか? ■ アンケート調査による横断研究の結果ですので... 2020年9月30日 pedallergy2016
感染症(予後) インフルエンザA型とB型の、どちらの方が症状が強いのか? インフルエンザにおいて、A型の方が症状が強いと思われているが… ■ インフルエンザA型の方が重症度が高いと思われていることが多いのですが、実際のところは差はないという報告が多いです。 ■ B型の方が死亡率が高い、といった報告すらあります(Tran D, et al. Hospitalization for influe... 2020年9月29日 pedallergy2016
感染症(予後) 百日咳はマイコプラズマよりも長く咳が続き、100日続く可能性がある 百日咳は、とくに長く咳が続きやすい。 ■ マイコプラズマと百日咳は、咳がある感染症のなかでもとくに長く続きます。 ■ そして一般的に、慢性咳嗽(長く続く咳)は8週間以上を目安としますが、『8週間以上続く感染症関連の咳』は、マイコプラズマはすくなくなり、百日咳が残ると記憶しています。 ■ まさに『百日』咳といえ、その理由... 2020年8月20日 pedallergy2016
感染症(予後) 小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するシステマティックレビュー 小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴に関するシステマティックレビュー。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報は、インフォデミックの状況になってきており、集めにくくなってきています。 ■ プレプリントの論文も多くなり、とはいえ情報はまとまった確かなものを…となると難しい部分もあ... 2020年6月14日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、年齢ごとの入院率・死亡率はどれくらいか? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、入院率と死亡率はどれくらいと推定できるか? ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、今後、日本でも大きく増えることが懸念されています。 ■ 日々、著名人の感染がTV報道されていますが、現実として感染が広まってきた場合に重要なのは著名人のリスクではもちろんあ... 2020年4月1日 pedallergy2016