成人でもインフルエンザ脳症は発症しており、死亡率は子どもよりも高い

インフルエンザ脳炎は、成人にもあるか?

■ インフルエンザ脳炎/脳症は、小児に多い病態ですが、成人でも起こりえます。

■ では、その頻度はどれくらいで、死亡率は子どもと同じなのでしょうか?

■ 最近、日本から発表された報告をご紹介します。

 

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

2010 年から 2015 年までに日本の感染症全国疫学調査データベースをにより報告されたインフルエンザ関連脳症(IAE)例の年齢的な特徴を調査したところ、

 ✅ IAE診断時年齢の中央値は7歳(範囲 0~90歳)であり、283例(74%)が18歳未満だった。

 ✅ 小児と成人(18歳以上)におけるIAE症例の季節的平均発生率は、人口10万人当たりそれぞれ2.83例および0.19例だった。

 ✅ 致死率は、40~64歳(17%)と65歳以上(20%)で最も高かった。

 

スポンサーリンク(記事は下に続きます)



Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Xでフォローしよう